恵方巻きの食べ方や方角のルール。守らないと願い事は叶わないの?
ここ数年で一気に節分の日に食べるものとして定着してきた恵方巻き。
いろいろとこまかいルールや決まり事があり、それを守らないと食べる意味がないって思いますよね。
そのルールの意味などを知って、おいしく恵方巻きをいただきましょう!
恵方巻きの食べ方のルール
恵方巻きの食べ方のルールとして有名なのが
- その年の恵方を向いて食べる
- 最後まで黙って食べること
- 太巻き1本丸かじりで休まず一気に食べること
ということだと思います。
他にも、
- 目をつぶって食べる
- ニコニコと笑顔で食べる
なんていうものもあるみたいですが、そこまで細かいルールまで気にしていると、どこまでやっていいかわからなくなるので基本的には最初の3つだけでいいと思います。
その年の恵方を向いて食べる意味
恵方というのは、その年に幸せや福をもたらすという「歳徳神(としとくじん)」という神様がいる方角の事です。
その歳徳神に願い事をするから、恵方を向いて食べなきゃいけないんですね。
ちなみに2016年の恵方は南南東です。
最後まで黙って食べる意味
恵方にいる神様にお願い事をするのですから、神社などでお参りをして願い事をするのと同じように黙って集中して願い事をしようということです。
恵方巻きを食べている間はお祈りの時間だということですね。
太巻き1本丸かじりで休まず一気に食べる意味
恵方巻きが丸々1本というのは
- 豆まきで逃げて行った鬼の金棒に見立てて
- 海苔で福を包みこんでいるので切ってはダメ
- 円(縁)を切らないようにするため
など、諸説あります。
休まず食べるのは、休んで恵方巻きから口を放してしまうと、そこから福が逃げてしまうからということのようです。
なので一気に食べきれるような恵方巻きを用意するのがいいと思うのですが、具材が七福神にちなんで7種類となっているので、どうしても太巻きになってしまうんです。
「太巻きじゃないといけない」
というよりは
「7種類の具を巻くと太巻きになってしまう」
ということなんですね。
食べ方のルールを守らないと願い事は叶わない?
恵方巻きを食べる時のルールなどを紹介しましたが、最後まで恵方を向きながら無言で食べ続けないと、本当に願いが叶わないのか、というと実際にはそうでもないようです。
そもそも恵方巻きというのは、地方の民間の習俗が元になっているので正式なルールなんていうものもないんですね。
なので、
- 恵方を向いて願い事をしながら2~3口食べればOK
- だいたい方向が合っていれば正確に恵方を向いていなくてもOK
- 食べにくければ食べやすい長さに切ってもOK
- 具材は7種類じゃなくてもOK
- そもそも、海苔巻きじゃなくてもOK
なんていう「マイルール」でもいいんです。
特に小さいお子さんは、太巻き丸ごと食べさせるのは危険なので必ず切って一口大にしてあげてください。
実際にわが家でも恵方(だと思う方角)を向いて無言で願い事をしながら2~3口食べたら、後は切って家族でいろんな具材の太巻きを
「どれがおいしい?」
なんて言いながら分けて食べちゃいます。
毎年、恵方巻きの時期になると定番の太巻きからスイーツまで、いろんな「恵方巻き」が販売されるので、
1年に1度いろんな種類の太巻きが食べられる日
だと思って、あまりルールに縛られずに、みんなで楽しく節分と恵方巻きを楽しめばいいと思いますよ。