
3月3日は桃の節句、ひな祭り。
女の子が生まれて初めて迎える「初節句」は、家族にとって特別なイベントですよね。
しかし11月や12月など年末近くに生まれた女の子の場合、ちょうど初節句の時期に生後100日前後の「お食い初め」が重なることがあります。
「一生に一度の行事をまとめてしまってもいいの?」「準備はどうすれば効率的?」と悩むママ・パパも多いはず。
実は私自身も11月末生まれの娘の初節句で同じように悩みました。
その経験を踏まえて、今回は初節句とお食い初めを同時に行う際のポイントや料理、服装のアイデアを詳しくご紹介します。
初節句とお食い初めを同時に祝うのはアリ?行事の意味を理解しよう
結論:一緒に祝うのは全く問題なし!
結論から言うと、初節句とお食い初めを一緒に祝うのは全く問題ありません。
どちらも赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な行事ですが、まとめて行うことには実はメリットもたくさんあります。
行事の本来の意味を知っておこう
それぞれの行事には深い意味があります。
初節句(桃の節句)
初節句(桃の節句)は赤ちゃんの厄除けと、健やかな成長を願う行事です。
ひな人形を飾り、女の子の幸せな将来を祈ります。
平安時代から続く伝統的な文化で、現代でも多くの家庭で大切にされています。
お食い初め
お食い初めは「一生食べるものに困らないように」という願いを込め、初めてごちそうを食べる真似をする行事です。
生後100日前後に行われ、赤ちゃんが健康に育つよう願いを込めます。
どちらも「子供を思う親心」が詰まったお祝いです。
同日に開催することで、主役である赤ちゃんの体力的な負担を減らし、家族がゆっくりと集まる時間を確保しやすくなります。
家族や親戚への相談は事前に
現代では「まとめてお祝い」も一般的ですが、地域や家庭によっては「別々にしっかりやりたい」と考える祖父母もいらっしゃるかもしれません。
後でトラブルにならないよう「赤ちゃんの負担を考えて一緒にやりたい」と事前に一言相談しておくとスムーズです。
両家の祖父母に事前に連絡して理解を得ておくことが大切です。
「赤ちゃんが小さいうちに何度も集まるのは大変」「遠方から来ていただくのを何度もお願いするのは申し訳ない」といった配慮を伝えると、快く賛成してもらえることが多いですよ。
実際にまとめて祝う家庭は増えている
最近では働くママも増え、産後の体力回復期間に複数の行事を別々に準備するのは現実的に難しいケースも多いです。
そのため、効率的に両方のお祝いを行う家庭は年々増加しています。
形式にこだわりすぎず、赤ちゃんと家族の幸せを第一に考えた柔軟な対応が現代のお祝いスタイルとして受け入れられているのです。
華やかにお祝い!料理の準備とおすすめメニュー
基本のメニューをおさらい
お食い初めの時期の赤ちゃんはまだ離乳食前。
お祝い膳は「大人が楽しむもの」と「儀式用のもの」をバランスよく組み合わせるのがコツです。
通常、それぞれの行事で用意する代表的な料理は以下の通りです。
お食い初めの献立
- 尾頭付きの鯛(めでたさの象徴)
- 赤飯(お祝いの定番)
- お吸い物(はまぐりや鯛など)
- 煮物(れんこん、里芋など縁起物)
- 香の物(紅白なますなど)
- 歯固めの石(丈夫な歯を願う)
ひな祭りの献立
- ちらし寿司(華やかな見た目)
- はまぐりのお吸い物(良縁を願う)
- 菱餅(桃・白・緑の三色)
- ひなあられ(カラフルで可愛い)
- 白酒または甘酒
同時開催ならこれ!「いいとこ取り」献立例
私の時は、両方の要素を取り入れたこんなメニューを準備しました。
実際に用意して好評だった献立をご紹介します。
尾頭付きの鯛(お食い初めのメイン)
- ネットで「お食い初めセット」を注文すれば、立派な焼き鯛が届きます
- 自分で焼く場合は、魚屋さんに事前予約を
ちらし寿司(ひな祭りらしさを演出。赤飯の代わりにもなります)
- 大人数で囲むなら、彩りの良いちらし寿司の方が喜ばれます
- 赤ちゃん用のお食い初め膳だけ少量の赤飯を用意するのもおすすめ
はまぐりのお吸い物(両方の行事に共通する定番)
- 一人に一つの貝が「良い伴侶に恵まれるように」という意味
筑前煮などの煮物(亀の甲羅に見立てた飾り切りで縁起良く)
- れんこん(見通しが良い)、里芋(子宝)など縁起物を
ひな祭りケーキまたは菱餅(デザートとして)
- 写真映えするので、記念撮影にも最適
手作りか注文か?賢い選択のポイント
すべて手作りするのは大変です。
メインの鯛とちらし寿司は購入して、煮物やデザートだけ手作りするなど、無理のない範囲で準備しましょう。
注文がおすすめのもの
- 尾頭付きの鯛(焼くのが難しい)
- お食い初めセット(歯固めの石付き)
手作りしやすいもの
- ちらし寿司(寿司飯に具材を乗せるだけ)
- 煮物(前日に作り置きできる)
- お吸い物(当日でも簡単)
レストランを利用する場合
最近では、初節句とお食い初めの両方に対応したプランを提供しているレストランや料亭も増えています。
個室があれば赤ちゃんの授乳やおむつ替えもしやすく、準備や片付けの手間も省けます。
予約時に「初節句とお食い初めを一緒に」と伝えれば、両方の要素を取り入れた料理を提案してもらえることが多いですよ。
赤ちゃんの服装はどうする?おすすめのスタイルと着せ方のコツ
生後3ヶ月頃の赤ちゃんの特徴を理解する
3ヶ月ごろの赤ちゃんは、まだ首が完全に据わっていなかったり、寝返り前だったりとデリケートな時期。
着替えやすさと可愛さを両立させることが大切です。
また、慣れない服装や人混れで疲れやすいため、赤ちゃんの機嫌を見ながら柔軟に対応できる準備が必要です。
セレモニードレスや袴ロンパースが人気
私はお宮参りの時のベビードレスを着せましたが、最近では「袴ロンパース」も非常に人気です。
袴ロンパースのメリット
- 見た目は本格的な着物風で写真映え抜群
- スナップボタンで着替えが簡単
- ひな祭りの雰囲気にもぴったり
- 動きやすく赤ちゃんのストレスが少ない
- 価格も3,000円〜5,000円程度とリーズナブル
ベビードレスのメリット
- お食い初めの「清めの儀式」としての清潔感
- 写真映えがバッチリ
- お宮参りで使ったものを再利用できる
- フォーマルな雰囲気を演出できる
掛け衣装(祝い着)を活用する方法
お宮参りで使った掛け衣装(着物)があれば、それを活用するのもおすすめです。
ベビードレスや袴ロンパースの上から羽織らせるだけで、一気に格式高い雰囲気になります。
写真撮影の時だけ羽織らせて食事の時は脱がせるという使い方もできるので、赤ちゃんの負担も軽減できます。
写真撮影のタイミングが成功の鍵
実際に私が実践して成功したタイムスケジュールをご紹介します。
午前中(赤ちゃんの機嫌が良い時間帯)
- お雛様の前で掛け衣装を羽織らせて記念撮影
- 家族全員での集合写真
お昼前後(食事会の時間)
- ドレスや袴ロンパースに着替え
- お食い初めの儀式
- みんなで会食
このように、
「まずは機嫌が良い午前中に、お雛様の前で掛け衣装を羽織らせて写真撮影」→
「そのあとドレスやロンパースに着替えて、ゆっくり会食・お食い初めの儀式」
という流れにすると、赤ちゃんの機嫌が悪くなりにくいと思いますよ。
着替えの準備は多めに
赤ちゃんは予期せぬタイミングでミルクを吐いたり、おむつから漏れたりすることがあります。
セレモニー用の服のほかに、着替え一式を2〜3セット用意しておくと安心です。
同時に行うメリットとスムーズに進めるコツ
メリット①:準備の負担を大幅に軽減
二つの行事をまとめることで、ママやパパの準備も少し楽になります。
招待が一度で済む
両家の祖父母を呼ぶ場合、スケジュールの調整が一度で済みます。
特に遠方に住んでいる場合、何度も来てもらうのは大変ですし、交通費の負担も考慮すると一度にまとめる方が親切です。
案内状や連絡の手間が半分に
招待状の作成、日程調整の連絡、当日のスケジュール共有など、すべて一度で完了します。
産後の忙しい時期には、この手間の削減は大きなメリットです。
メリット②:費用の節約とコスパの良さ
共通するものをまとめることで予算を抑えられる
私の場合、別々に行うよりも3〜4万円ほど節約できました。
その分を娘の将来のために貯金できたのは嬉しかったです。
メリット③:赤ちゃんの負担を最小限に
生後100日前後の赤ちゃんにとって、慣れない環境や人混れは大きなストレスになります。
一度にまとめることで、赤ちゃんが疲れる機会を減らせます。
また、授乳のリズムや睡眠のリズムも崩れにくくなるため、体調管理の面でもメリットがあります。
自宅か外食か?それぞれのメリット
自宅で行う場合
レストランや料亭で行う場合
私は自宅で行いましたが、ネットでお食い初めセットを注文し、ちらし寿司のもと(すし太郎)を購入したので思ったより準備は楽でした。
私の体験談:11月末生まれの娘の初節句とお食い初め
迷いながらも「一緒に」を選んだ理由
私の娘も11月末生まれだったので、ちょうど生後3ヶ月を過ぎた頃に初節句を迎えました。
「一生に一度しかない初節句をしっかりお祝いしたい」という気持ちと、「100日のお食い初めも大切にしたい」という気持ちで迷いました。
最終的に一緒に行うことを決めた理由は、以下の3つでした。
両家の祖父母に相談したところ、「赤ちゃん第一で考えて」と快く賛成してくれました。
当日の流れと工夫したポイント
当日はお雛様を飾り、桃の花を添えて華やかに。
だいたい、こんな流れで進めました。
10:30~ 親戚(両家の祖父母)集合、お雛様の前で記念撮影
11:00~ お食い初めの儀式(養い親が食べさせる真似)
11:30~13:00 みんなでちらし寿司などを囲んで会食
13:30 歓談、追加の写真撮影
14:30 お開き
お食い初めの「食べる真似」をする儀式を最初に行い、その後に大人たちでちらし寿司を囲んで初節句のお祝いをしました。
儀式は15分程度で終わるので、その後はゆっくり食事を楽しめました。
実際にやって良かったこと
写真を先に撮った
娘の機嫌が良い午前中に撮影したことで、笑顔の写真がたくさん残せました。
食事の後だと疲れて泣いてしまうこともあるので、順番は大事です。
ちらし寿司をメインにした
お赤飯よりも華やかで、大人たちにも喜ばれました。
赤ちゃん用のお食い初め膳用に祖母が赤飯を用意してくれました。
イスとテーブルではなくコタツで食事にした
通常はイスとテーブルで食事をしていますが、この日は全員がくつろげるようにコタツとコタツと同じ高さの机2つを用意して食事をしました。
娘の様子と感じたこと
娘はまだ何も食べられませんが、みんなに囲まれてニコニコしている姿を見て「形よりも、家族みんなで成長を喜ぶ時間が一番のプレゼント」だと実感しました。
儀式の途中で少しぐずりましたが、すぐにミルクを飲ませておむつ替えをして機嫌を直し、途中で寝てしまっていましたが無事に最後まで楽しく過ごせました。
結果的に一緒にして大正解でした。
よくある質問と気をつけるべきポイント
Q1. 生後100日より前後してもいい?
A. 前後2週間程度なら問題ありません
お食い初めは「ちょうど100日」にこだわる必要はありません。
生後90日〜110日の範囲で、初節句と合わせやすい日を選んで大丈夫です。
ただし、あまり早すぎると首が据わっていない可能性があるので、赤ちゃんの発達状況を見ながら判断しましょう。
Q2. お食い初めと初節句、どちらを先にやる?
A. お食い初めを先に行うのが一般的
儀式としての意味を考えると、お食い初めを先に行い、その後に会食という流れがスムーズです。
お食い初めの儀式は15〜20分程度で終わるので、その後ゆっくり初節句のお祝いができます。
Q3. 次女・三女の場合はどうする?
A. お食い初めは必ず、初節句は簡素化も可能
お食い初めは赤ちゃんそれぞれに行う儀式なので、必ず実施します。
初節句については、長女のひな人形を共有するのが一般的ですが、市松人形やつるし雛など個人用の飾りを追加する家庭もあります。
Q4. お祝い金のお返しはどうする?
A. 一つにまとめても、別々でもOK
祖父母からいただいたお祝い金は、「初節句とお食い初めのお祝いとして」一つにまとめてお返しを贈っても問題ありません。
内祝いの金額は、いただいた額の3分の1〜半額程度が目安です。
私の場合は物でお祝いをいただいたので、当日お菓子をお返しにしました。
Q5. 両親が反対したらどうする?
A. 丁寧に説明し、理解を求める
「赤ちゃんの負担を減らしたい」「産後の体調を考えて」など、前向きな理由を丁寧に説明しましょう。それでも理解が得られない場合は、簡素でも別日に分けるか、初節句だけ親戚を招いてお食い初めは両親だけで行うなどの折衷案も検討してください。
まとめ:大切なのは赤ちゃんの笑顔と家族の絆
初節句とお食い初めを同時に行うことは、決して手抜きではありません。
むしろ赤ちゃんの体調を最優先に考えた愛情いっぱいの選択です。
来年の桃の節句には、きっと赤ちゃんは元気に歩き回っています。
最初で最後の「ねんね時期の初節句」を、ぜひ家族みんなで楽しんでくださいね。




